タロットのパスワーキングという1種の瞑想のような、イメージワークに興味を持ったのは、単に占いというよりも、もっと深い心の中に入って様々ないイメージを見てみたい。という好奇心からです。 当時は銅版画でオリジナルタロットを作りたくて、でも既存の真似っこでは面白くない、何かいい方法はないかなぁと思ってたところ「パスワーキング」というものにたどりついたのでした。
私が絵を描くということは、心の中をのぞいてみたいという部分が強くあって、それはシュルレアリズムのような行為だったりするんだと思います。
私は、ミヒャエルエンデのお父さん、エドガーエンデに親近感をもっています。なぜかというと、まさにパスワーキング的手法で絵のイメージを拾っていたというのを知ったからです。ミヒャエルエンデがエッセイで書いていました。暗い部屋で横たわって、目をつぶって見えるイメージをスケッチしてたそうで、その断片をいろいろ組み合わせて1枚の絵にしてたらしいです。
私も
タロットから漂ってきた夢のかけら・・・波打ち際でひろったキラキラ光る何か。私はそんなものを一人でひっそり集めてみたかった。そのときの銅版画はこんな作品でした。
Dream Fragments TravelingFrom TAROT 2005
その後、色を使った作品を作りたくなり、アクリル画で。このときはマルセイユ版をお手本にしたカードもあります.Dream Fragments TravelingFrom TAROT 2008
パスワーキングは西洋の魔術団体での厳格な修行だとかいうのを読んだりして、私なんかがやっていいのかなと思っていたのですが、この、ドロレス・アッシュクロフト・ノーウィッキの「魂の旅路―パスワーキングの歴史と技法 (現代魔術大系)amzonへリンク
」を読んでみたら、現代の人にもできるようなやり方がたくさん書いてあって、「ああこれなら出来る!」と思ってやったみたのです。この本はタロットのほかに絵や音楽や詩のイメージに入ったりする題材のヒントがたくさんつまってます。
私はこの銅版を作ったときは、夜眠る前に、タロットをじっと見つめてから、瞑想のような状態に入り、浮かんでくる物を忘れてしまわないうちに書き留めては、また瞑想状態に入り・・というのをほぼ毎日やっていました。(ノーウィッキの本には毎日なんかやるなと書いてあったのでかなりむちゃしたのかなと思ってます・・)
私は最近ブルースモーエン氏の本を読んでいるのですが、これは「知覚者」と「解説者」みたいなことだったんだなと、最近になって思います。
さて、ほぼ毎日こんなことしてみたら、最後は夜眠れなくなっちゃって(爆笑)、夜になるのがこわかったです。眼をつぶって眠ろうとしてもまたパスワークの続きのようなイメージがぶわーっとはじまってしまうので。
こういう心の奥に入る作業は、一時的ではあるけれど、現実世界をごそっと壊して行くパワーも秘めています。ですので慣れないとけっこう立ち直りに時間がかかったりするかも・・逆にそういうことがあるんだなとわきまえてやると、新鮮な一撃を自分から作り出せるようになると思います。
タロットの世界は、心の世界。ここは象徴だけでコミニケーションする世界です。タロットを言葉で理解するのではなく、イメージそのものにとびこむのは、タロットを勉強する1番良いやり方かもしれません。タロットからのメッセージは言葉ではないからです。
タロットカードの世界に踏み込んで、タロットの世界が自分の中で「ある」という信頼感があると、占いの現場でもより正確に答えを与えてくれる気がします。
タロットカードに興味を持つと実際の生活というのが激しく変化していくような・・・気がするのは私だけではないはず・・・!
デス!
2010年6月追記
松村潔先生のこのような本がでましたね!
ようやくパスワークとすような意識の探索が普通の時代になった!と喜んでおります。パスワーク講座は吉祥寺プライベートスペースTalot&Tea Room22で講座開講しています。詳細はこちらのブログへどうぞ!

